弊社では、空撮業務用のドローンとして、2019年にDJI社のMavic Mini(初代)を購入して1年ほど使用していたが、この度、同じDJI社から発売された後継機種であるMini 2を購入した。
本記事では、それを3ヶ月ほど使用してみてのレビューを書いてみたいと思う。
総評
初めに結論を書かせて頂くと、初代Miniとは別物と思われるくらい、通信安定性が向上しており、ビデオの画質の向上も図られているため、今から購入される方は、Mini 2を強くお勧めする。
デザイン
これは、初代Miniとほとんど変わらない。
しかし、機体のインディケータLEDが、前方だけではなく後方にも付いた視認性が向上した点と、カラーをカスタマイズできるようになったのは良い。
操作性
飛行に関する操作方法自体は、初代Miniと全く同一。
アプリの画面内の操作も初代Miniとほとんど変わらない。
ただし、コントローラー(プロポ)の形が変わったので、最初は少し慣れが必要かも。
通信安定性
通信安定性が極めて向上したため、プレビュー画像が途切れたりすることは、圧倒的に少なくなった。
たとえば、ある河原で飛ばした場合、初代Miniでは500-600m位の飛距離で画像が乱れだした。
その状況でアンテナブースターを付けて飛ばすと、最大1300mほど飛ばすことができた。
しかし、Mini 2では、アンテナブースター等を使わない「素の状態」で、なんと2020mまで画像が途切れることなく飛ばすことができた。
おそらくそれ以上でも飛ばせそうだったが、帰りのバッテリーが持たなくなりそうなのでそこでリターンさせた。
(しかし、実際には、ホームポイントまであと500mのところで致命的なローバッテリーになり、不時着させたことを報告して置かなければならない)。
安全に帰着させるためには、ホームポイントから1500m位までの範囲で飛ばしたほうが良さそう。
バッテリーの持ち
初代Miniとあまり変わらない感じ。
プロペラの静音性
初代Miniとあまり変わらない感じか、若干大きくなったようにも感じる。
動画画質
4Kで動画が撮れるようになったので、画質は大変秀逸である(ただし、写真に関しては、初代Miniと同じ解像度)。
スマホで見るとほとんど変わらないが、動画を家の4Kテレビ(55インチ)に大写しして鑑賞すると、初代Miniよりもディティールの描写力が上がり、色彩の鮮やかさも大幅に向上しているのが分かる。
まさに空飛ぶ4Kビデオカメラと言うにふさわしい。
ただし、クイックショットを実行する際には、なぜか画質が1080pに落ちてしまう(これはDJIも認知しているバグらしいが)。
総評
初代Miniから買い替えて損はしないと言える機種。
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