スクリーンタイムの休止時間が効かない

IT

子供のiPhoneに、ペアレンタルコントロール、すなわちスクリーンタイムを設定している親御さんは結構多いのではなかろうか。

しかし、なぜかスクリーンタイムで設定した休止時間(iPhoneが使えない時間)になっても、子供が携帯を使えてしまう現象が発生して、大変困っていた。

今回は、Apple社に問い合わせるなどしてその解決方法を見つけたので、記事にまとめてみようと思う。

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まとめ

先に結論から書くと、解決方法は以下の作業を順に行うことである。

  1. スクリーンタイム設定を解除する
  2. スクリーンタイム設定を再設定する
  3. iOSを最新版にアップデートする

スクリーンタイムでできること

大人でも管理が難しいスマホ携帯を、子供に持たせた場合、自分でコントロールができず、ひたすらゲームをやったり、YouTubeを見続けたり、挙句の果てには昼夜が逆転し、学校に遅刻し、成績が低下し… という悪循環に陥る例は、決して少なくない。

だが、スマホを取り上げればすべて解決するかというと、それほど簡単な問題ではない。

スマホを取り上げても、暴れてとんでもない行動をしたり、別の何か依存するものを見つけたり、友達からiPhoneを借りたり譲ってもらったりして、親にこっそりと遊ぶようになってしまう可能性がゼロではない。

結局、スマホを取り上げても、代わりに勉強するようになるかというか、そんなことはないのである。

しかし、誘惑を避けて、より勉強に集中できる環境を作る上でも、親によるスマホの管理はある程度、必要であると思われる。

その目的のために、iPhoneに備わっているスクリーンタイムという機能は、子供のスマホの使用内容を把握したり、各種の制限を掛けることができる手段として、非常に有効である。

iPhoneを使わない時間を設定したり、Appの使用時間を制限したり、不適切なコンテンツの閲覧を制限したり、アプリのインストール、課金などを制限するような機能が備わっている。

突然効かなくなった「休止時間」

我が家では、22時から翌朝7時までは、iPhoneを触ってもアプリが起動しないように制限を掛けていた。

しかし、ある日、子供のiPhoneの1日の使用状態のグラフを見ると、真夜中になっても、子供がずっとアプリを使っているような記録になっていることが、多々発生するようになった(下記グラフ参照)。

だが、子供の携帯を開いて見ても、その時間になったら確かに制限は掛かっているように見えるし、子供に聞いても「アプリは使えないよ」とシラを切られるばかり。

設定をいろいろ変えてみたり、パスコードを何回も変更してみたものの、一向に効果がなかった。

Appleへの問い合わせ

ネットでいろいろと調べたものの解決策は見つからず、Appleに直接訊いてみることとした。

昔なら、問い合わせは電話がデフォルトであったが、今は、アプリでチャットで何でもできてしまう時代になった。

早速、App Storeから「Apple サポート」アプリをダウンロードしてみた。

Apple サポート
https://apps.apple.com/jp/app/apple-%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/id1130498044

Apple サポート アプリ

そして、問い合わせた結果、冒頭で紹介した以下の3つの手順を試してください、という回答があった。

手順1. スクリーンタイム設定を解除する

親のiPhoneで「設定」アプリを開き、「スクリーンタイム」をタップし、対象者の名前を選択し、「スクリーンタイムをオフにする」をタップする(下記の赤丸部分)。

スクリーンタイムをオフにする

手順2. スクリーンタイム設定を再設定する

子供のiPhoneのスクリーンタイムがオフになったことを確認後、親のiPhoneで「スクリーンタイムをオンにする」をタップする(下記の赤丸部分)。

スクリーンタイムをオンにする

手順3. iOSを最新版にアップデートする

上記を実行した結果、iOSのバージョンは最新の14.7.1になった(2021/08/19現在)。

スクリーンタイムが効いている!

そして、それを実行した後、子供のスマホ利用状況を確認すると、見事に真夜中は使えなくなっていることが確認できた。

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