ヴェルファイアの異音修理

弊社ではトヨタ ヴェルファイアを社用車として使っているが、10ヶ月ほどから、アクセルを踏む際のガラガラというような異音、異常な振動に悩まされるようになった。

今回は、長らく原因不明であったその異音の原因の発見と、修理に至った経緯を、皆様の役に立てるように記録に残しておきたいと思う。

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まとめ

  • ヴェルファイア(2014年製ゴールデンアイズ2)で、5年ほど乗っていたときに、エンジン付近からガラガラという異音に悩まされた。
  • 異音は、ゴロゴロとか、ガガガみたいな振動音(共鳴音)という感じ。
  • エンジンの回転数が1000 rpmから1300 rmp、かつ加速時や坂道を登っている時などエンジンに負荷がかかった状態でのみ発生。
  • テンショナーとファン・オルタネーターVベルト交換では改善せず。
  • オルタネーター内のワンウェイクラッチという部品の交換で解消。

車種・時期など

  • 車種: 2008年モデル 2.4Z Golden Eyes II (2014年11月購入)
  • 異音が出始めた時期: 2019年12月頃(5年1ヶ月、走行距離5万km)
  • 直った(直した)時期: 2020年11月(6年0ヶ月)

加速時の不快なガラガラ振動音

この車は、2014年11月に購入したヴェルファイアのゴールデンアイズ2という車種で、エンジン付近からガラガラという異音が出始めたのは2019年12月頃(走行距離5万キロほど)であった。

異音は、ゴロゴロとか、ガガガみたいな振動音(共鳴音)と表現しても良いかもしれない。

初めは小さな振動であったが、次第に不快に感じるようになってきたため、ディーラーで見てもらったところ、「そんなに気になる音でもないでしょう?」みたいな素っ気ない反応が返ってきた。

一応、ディーラーのエンジニアがいろいろ調べてくれたものの、原因が分からないと言われてしまった。

他の人からすると確かに小さな音にしか聞こえないのかもしれないが、長年この車を運転してきた立場からすると、やはり無視できない不快な音に聞こえ、直せるものなら直したいと思っていた。

異音の再現条件

その後、運転していた気が付いたのは、エンジンの回転数が1000 rpmから1300 rmp位の範囲で、加速時や坂道を登っている時などエンジンに負荷がかかった状態で確実に振動が発生する(再現条件)ことだった。

この領域は、普段乗りでも時速20-40キロ程度に加速した時に良く使う領域であり、毎回その速度付近で異音が発生していた。

また、エアコンをオンにして、エンジンに負荷がかかると、より異音が強くなることも分かった。

ただ、停止した状態ではエンジンを踏み込んでも異音は再現できなかった。

走行中にしか発生しない場合は、箇所や原因の特定が非常に難しいというのがディーラーのエンジニアの説明であった。

どうしても直したいのであれば、車を半日ほど預かって、エンジンルーム内に集音マイクを2箇所に設置し、走りながらどちらのマイクの音が大きいかを聞き分け、次第に該当箇所の特定に近づけていくという方法が必要とのことだった。

テンショナー交換で改善せず

4ヶ月ほど我慢して乗り続けたが、結局、音は収まるどころか、少しずつだが大きくなってきたように感じた。

しかも、気温が上がり、エアコンを良く使うようになると、エンジンに負荷がかかるからか、異音振動はより大きくなってきた。

また、この音が聞かれると恥ずかしいので、歩行者の横などを低速で通る時には、この回転数を避けるように難しいアクセル操作をしなければいけなくなってきた。

それで、我慢ができなくなり再度ディーラーを訪ねた。

ディーラーの営業さんは、「直るかどうか分かりませんが、テンショナーが怪しいので、その交換をしてみましょうか」と言ってきた。

テンショナーとは、エンジンとエアコン、発電機などをつなぐベルト(いわゆるタイミングベルト)の張力を調整する部品とのことだった。

正確な作業名は「Vリブドベルト テンショナ ASSY 取替」で、部品代20,460円、技術料12,980円の合計33,440円という料金であった。

納品請求書より

しかし、せっかくこれだけのお金を払ったにも関わらず、ディーラーからの帰り道では異音がまったく改善していないことに気がついた。

ファン・オルタネーター Vベルト交換でも改善せず

早速、ディーラーにクレームを入れてみたものの、「そうですか~、では、また来て頂ければ、別の箇所を見てみます」との返事。

そして、1週間後に来店すると、「前回、Vベルトという部品の交換も必要だったのを忘れていました」と驚きの言葉を掛けられた。

これはいわゆるタイミングベルトのことらしい。

「このディーラー、本当に大丈夫だろうか…」と思いつつ、正式には「ファン・オルタネーター Vベルト交換」という名前の交換作業をしてもらった。

前回「忘れた」らしいので、技術料はサービス(無料)で、部品代だけでいいとの話であった(こちらとしては当然だが)。

納品請求書より(2)

部品代は8,360円で、技術力は本来6,490円だったが、おまけして部品代だけを支払った。

しかし、これもまた、ディーラーを出た途端に、異音がまったく改善していないことに気が付いた。

さすがにこれには腹が立ってしまった。

なぜなら、合計41,800円を費やして、成果はゼロだったからだ。

ディーラーにまたしてもクレームを入れたが、「はっきり原因が分からないので…」との返答

いくら「原因解明が難しい」と言われても、これは流石に「お金を返してほしい」と言いたくなったが、そこは我慢して何も言わなかった。

オルタネーターの可能性があるとの電話

さらに1週間後、ディーラーから電話があり「社内のデータを調べたところ、オルタネーターという発電機が壊れている可能性が高いです」と言われた。

しかし、「交換費用は9万円くらいですが、絶対に直るという保証はありません」とも言われたため、流石に腹が立って、「いいです、しばらく様子を見ます」と答えた。

そして、異音を無視して乗ろうとしたのだが、半年間、やはり気になって仕方がなかった。

しかも、商店街の道とかを低速で走ると、この音が周囲に響き渡っているような気がして、アクセルをなるべく踏まないようにするなど、ストレスは結構溜まっていった。

実はこの間、地元の個人の電装屋さんのHPで、オルタネーターの簡易整備をやっているという情報を目にしたのだが、「35,000円です、ただし異音が直るという保証は致しません」と言われたため、やはり踏ん切りがつかず、諦めていた。

7ヶ月我慢し、オルタネーターの交換へ

そして、7ヶ月我慢した挙げ句、とうとう再度ディーラーの扉を叩くことになった。

すると、いつもの営業担当者は病気で休職中ということで、別の担当者が応対してくれたのだが、非常に親切に対応してくれた。

さらに、エンジンやその周りの部品の仕組みをわかりやすく説明してくれ、オルタネーターという発電機が原因である可能性が高いことを理論的に説明してくれた。

しかし、4万円以上費やして何も直らなかったことを改めて伝えると「それは大変申し訳なく思っています。オルタネーター全体を交換すると非常に高いのですが、内部のワンウェイクラッチと呼ばれる部品が怪しいので、それを交換するだけであれば、これまでの経緯を考えて、無料で対応させて頂きます」という神言葉が返ってきた。

「ぜひ、お願い致します」とお願いすると、部品を取り寄せてくれて、1週間後にその交換作業をしてくれた。

ワンウェイクラッチ交換で異音が解消!

交換をしてくれたのは、オルタネーター(発電機)の中の部品であるワンウェイクラッチというもので、逆回転しないように制御するギアのようなものらしかった。

これが故障すると本来は発電性能が落ちるはずだが、今回はそこまで至っていないようだとのこと。

そして、その部品を1時間位かけて交換してくれたのだが、なんと、その交換で今まで散々悩まされた異音は、綺麗サッパリ解消したのであった。

エアコンを付けたりしてプーリーやベルトに負荷がかかると、よりワンウェイクラッチに負荷がかかって音が大きくなっていたとのことだった。

ワンウェイクラッチが引っかかってよく回らない状態になっていたとのことだった。

とにかく、異音が解消したことは、とても嬉しいことであった。

この新しい営業担当者の親切に感謝するばかりである。

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