テープの起こし方（コツ、ツールなど）

弊社の専属テープ起こしスタッフであるT.Aさん（20代女性）に、テープ起こしという仕事をこれからしてみたい人、テープ起こし作業に初めて挑戦する人向けに、作業のコツや普段使用しているツールについて語ってもらいました。

テープ起こしとは？

テープ起こし（テキスト起こし）とは会社での会議や、インタビュー、講演会の内容等が録音された音声データを繰り返し聞きながら、文字に書き起こしていくというお仕事です。

クライアント様によってその都度テープの内容は違いますし、聞いた事のない専門用語がたくさん出てくるようなテープもあります。

もちろんクリアな音声のものばかりではなく、雑音の多いものや、多人数での会話もあります。

そのような時には何度も繰り返し聞いて、誰が何を発言しているのか、聞き分けの耳を持てるようにならなければなりません。

続いてテープ起こしのコツについてです。

ひと言ひと言を正確に書き起こす為にはとにかく集中できる環境が必要になります。

そして、聞いた事のない言葉がある場合にはまずインターネットで検索をします。

今はとても便利な世の中になりましたので、インターネットで検索して、正しい言葉や意味を確認する事ができます。

また多人数での会話、似たような声の方が何名かいる場合もあります。

そのような時には聞き分けの耳がとても大事な力になります。

まず聞きたい片方の方の声を聞きながら文字に書き起こし、次にもう片方の方の声を聞いて文字に書き起こします。

雑音の多いテープの場合にも雑音を除いた音声だけに意識を集中させて書き起こしをします。

これらはなかなか難しい事ではありますが、テープ起こしをする上では必ず必要な力であり、重要な事です。

テープ起こしに便利なソフトはいくつかあると思いますが、私がいつも利用しているのはOkoshiyasu2のソフトです。

再生速度をゆっくりにする事もでき、一時停止をして再び再生をする時に指定した数秒間を自動で巻き戻して再生してくれるとても便利なソフトです。

また様々な声質の方がいて、とても低い声の人やとても高い声の人もいます。

このような声質の方の場合には声の高さだけで聞き取りにくくなってしまう事があります。

このOkoshiyasu2のソフトでは声の高さを調節する事もできます。

声の高さを調節する事で聞き取りにくかった声も聞き取れるようになり、正確に文字に書き起こす事ができます。

また再生速度も幅広く変更ができ、聞き取りにくい箇所もゆっくりとした速度にする事で聞き取れるようになります。

細かな微調整もできるOkoshiyasu2はとてもお勧めのソフトです。

ここまで簡単にテープ起こしのお仕事、テープ起こしのコツやソフトについてお話させて頂きました。

最後に注意しなければならない事についてお話させて頂きます。

テープ起こしに限らず、どんなお仕事にも言える事ですが、お仕事をさせて頂く上で最も大事な事は信用が第一だという事です。

お仕事をくださるクライアント様は自分の事を信用してお仕事をくださっているのだという事は忘れてはなりません。

30分程度のテープ１本でも、経験がある方と経験の浅い方では書き起こす為に必要な時間が大きく異なります。

テープ起こしのお仕事にはいつまでに納品しなければならないという納期があります。

簡単に考えてしまい、たった30分のテープだからと思って応募したら、想像以上に大変で納期に間に合わないなんて事にならないように十分気を付けましょう。

初めて始められる方はまずは短めのテープ起こしから始めて、慣れてきてから少しずつ長めのテープ起こしをされる事をお勧めします。

また納期に間に合わせる事はもちろんの事、正確に文字に書き起こす事も大事な事です。

どうしてもわからない場合を除いて、何度も繰り返し聞いて、正確なテキストに仕上げられるように頑張りましょう。

忙しくてテキスト起こしをする時間がない、テキストがすぐに必要などの事情をお持ちの場合は、弊社でテキスト起こし作業して納めさせて頂くことも可能です。

大手業者の半額ほどのお値段でテキスト起こしが可能です。

なお、録音ファイルの内容は機密個人情報として厳格に管理し、作業完了後は完全に削除させて頂きますので、ご安心ください。

下記フォーム、もしくは info@sysfrontier.com までご連絡ください。